面会できなくなって初めての週末を迎えて。
緊急事態宣言が発出されて初めての週末を迎えた。これまでなら家族が我が家だけでなく、兄たち家族も母に面会に行っていたが、誰も面会に行けない週末になった。
それを意識して、妻は電話を1日1回だけでなく、2回でも3回でもかけるとして、昼からは電話をかけるのだが、いっこうに受信されず、夕方まで交信できないままだった。夕方、妻は母の好物の鯛めしを持って差入に行ったときに、母が電話に出ないので、出るように言ってもらいたいと伝言して帰った。ようやく帰宅してから電話すると母とつながり、持ち歩く手提げの一番下に携帯が入っていて、電話に気づかなかったということだった。
これまでも、20鈴くらいならしてようやく受信する状態が続いていたが、面会ができなくなった分、電話をできるだけかるから、いつも枕元や身近なところに置いておくようにと伝えた。
薬を減らしたことが奏功しているようで、今日も電話での会話はしっかりとしたやりとりだったと妻は言った。いつまで面会禁止が続くかは分からないが、連絡を細かくとって、母の意識を刺激してあげたいと、我が家では思っている。