kenmeinakurashiのブログ

介護、老後を賢明に生きる公共、企業の制度利用法。

母と面会して。

家族で母に面会しに行った。子供は大学の勉強がようやく落ち着き、今日が我が家のクリスマスの食事で、作ったその料理を母にも持って行った。寝起きだという母は、ぼんやりとしていて、子供との会話もほとんどできなかったという。時間を追うごとに少しずつ目が覚めてきたのか、15分の終了時間を迎えるころ、ようやく、妻に見せたいものがあるので一度部屋に戻りたいといいだした。

結局のところ、子供が会っている時間には、子供に話を向けなかったという。そして、妻に見せたいと言ったものは、ホームのクリスマス会でもらったポプリで、たいしたものでなく、それ以外には弾む話もなく、会いに行った甲斐がなかったと妻はしょげて帰ってきた。

ホームの晩御飯が終わるころを見計らって、電話をすると、今夜はスケートで高橋大輔が出るとか、女子のフリーだなどと、しっかり話が出来るようになっていて、妻を安心させた。面会の時は、起きて間もなかったことで、意識がはっきりとしていなかったのではないかと思えるほど、電話口の母の話は首尾一貫していたという。

母と話す内容に一喜一憂する妻に、基本は脳に大きな障害を抱えている人との会話で、大きな期待をしてはだめだが、望みを捨ててはいけないから、精一杯声掛けだけはしていこう、と申し合わせた。