kenmeinakurashiのブログ

介護、老後を賢明に生きる公共、企業の制度利用法。

母が天に召されて。

とうとう母が亡くなりました。深夜にホームから呼び出しがあり、駆け付けてみると、呼吸が上がっていて、いつその呼吸が止まってもおかしくないと言われました。

幸いいったん呼吸が落ち着き、兄弟にも連絡し、家族全員は午前8時には全員母の枕元に揃うことができました。

しかし母の呼吸はその力をしだいに失い、11時過ぎに家族全員に見守られて天に召されていきました。施設の好意で、ベランダ通路を使い、他の入居者のコロナ感染リスク無くしたうえで、母の部屋に全員入ることができました。主治医からも、家族全員に見守られて亡くなるなんて、考えられないくらい恵まれた亡くなられかたですと言っていただきました。

残念ながら、これからは、母をしっかり弔うことに全力を尽くす所存です。

容態が重篤になったと、面会枠が緩和されて。

母の容態は衰弱が進んでしまった。液状のものも飲めなくなり、朝には3滴しか水分を飲めず、ホームはその重篤さから、面会の枠を大幅に緩和し、家族は15分と言わず、ずっといていいことになった。

母は時々覚醒したように、かっと目を見開いて、相手を認知し、少し笑顔を見せまた目を閉じる、実際に目が覚めている時は、口を動かし声を出そうとする。その出そうとする言葉が音になることもある。今日も長い間会っていなかった孫の来訪に、名前を呼んだという。本当に容態は重篤なのかと思うほど、反応があったそうだ。

しかし、私が仕事の帰りに妻からのしらせでホームに駆け付けた時は、その日中の反動からか、ずっと目を閉じていて、食事がままならない状態だった。妻は、ホームの介助士さんと母に声を掛けながら、はちみつを入れたジュースを飲ませ、なんとかかんとか所定の量を飲ませ切った。母は、目を閉じて寝ている様子だが、動く右手をしきりにぐるぐる回していて、何か条件反射で腕が動いているかのようだった。腕がこれだけ動くのは衰弱とは言わないのではないかと強く思った。

この体の中から湧き出る力で、ひとつずつ細胞を活性化させて、またしっかりと目を見開き、固形物の食事を摂れるようになってもらいたい。

 

今日もひ孫、孫が面会に来てくれて。

今日も一番最初に生まれた孫をはじめ、ひ孫まで面会に来てくれたという。母は相変わらず、起きていて意識があれば、相手のことは認識できる、ただしそれが長続きしない。今日は馴染みの介護士さんとの挨拶に声を発することもあったという。もちろん、孫、ひ孫の来訪には笑顔を見せたという。

正午過ぎには屋上で日光も浴びることができ、今日一日は比較的調子のいい日だったと妻が帰宅してから教えてくれた。

毎日、ははの容態が重篤であることを聞きつけた親族、知り合いが会いに来てくれることで、面会予約のない日はない。もともと人と会うことが好きな人で、面会が新陳代謝につながるのではとの淡い期待がある。

基本的には、老衰が少しずつ進んでいくと言われているが、家族の私達は奇跡を信じて、母の好きなモノ、コトを揃えようとする。

日に日に弱る母に。

母は日に日に弱っているように思えて悲しくなる。部屋へ行き、お母さんと大きな声を掛けると目を見開き、ああ、と私を認知して笑顔を見せてくれる。口が何かを言おうと動くこともある。それぐらい意識はまだ正常に働いている。しかし、それ以上の時間は続かない。すぐに目を閉じて傾眠状態に入る。なかなか声も出なくなっている。

ホームとのカンファレンスでは、そのうち咳もつけなくなる。それくらい体の機能が低下してしまうということらしい。母の呼吸に合わせ、母の手を片手で握ってもう片手でさする。子供が乳児だったこと、寝付かせるためには、子供を軽く抱きしめて、子供に伝わるように、子供と同じ間合いで呼吸をしてやると子供は安心してすぐ寝付く。と、教わり実践していた。効果は抜群だった。同じ要領で、母の少し早い呼吸の間合いに合わせて手をさすってみたのだが、母が落ち着くことはなかった。

妻は、母に流動食を食べさせることに一喜一憂し、いっぱい食べてくれたと言って喜び、少しも食べさせられなかったとしょげる。食べる量が減ることは、間違いなく死期を早めてしまう。少しでも食べさせて栄養を確保して、体の力を回復させたいと願うが老衰という人間の寿命の衰えというスピードには、なかなか抗いにくい。

少しでも母の体力を回復させて、もう一度、声を出させてあげるようにしてあげたい。

久々に太陽の光を浴びて。

いよいよ母が生命の危機にあると、親族も日日、代わる代わる1日1組だけ許される面会の、その1組に入ろうと、アポを入れてきて、母に会おうとしてくれている。

母も今日は調子がいい方で、妻は母を連れて屋上に出たという。本当に久々の日光浴で、風が神風になり、太陽が光合成のもとになったり、ソーラーパネルのエネルギーになって、母の細胞を活性化させてくれないかと思う。

妻は日々、手を変え品を変え母が喜びそうな、そして母が体内に入れてくれそうなものを選んで、介護士と相談しながら出来るだけ栄養価のあるものを、量食べさせようと頑張っている。それでもやはり、すぐに寝てしまうし、発する言葉の数も少なくなっている。先があることと分かってはいても、その先がこないで欲しいと願いながら、みんなで面会に通い声を掛け続ける。

母が好きな男子にしっかり反応して。

母の看取りについて、医師と面談し、そのあとホームの関係スタッフとカンファレンスを持って、最終確認した。

今日は母の弟夫婦と、その長男夫婦(甥とそのお嫁さん)が訪ねてきてくれた。母はその甥が昔から大好きで、急に目を覚まして、その甥の名前を呼んだ。

また、歯科の訪問検診もあり、以前からこの医師も母のお気に入りだった先生で、この時も、母は目を覚ましたという。

母が好きな男子にはしっかり目を覚ますことから、妻は、まだまだ捨てたもんじゃないと思ったと言う。

基本的には、体の全ての機能が低下の一途をたどっているというのに、その中で、好きな男子に正確に反応したことは嬉しい一面だった。

妻が食事の食べさせ方を介護士から習って。

母に家族で面会に行った。母はずっと寝ていて、傾眠状態なのだという。結局15分の間に目を覚ますことはなく、私と子供は先に部屋を出た。

妻は、昼食時にホームの部屋に行き、介助士が母に昼食を摂らせるところを見せてもらい、食べさせ方のコツを習った。無理に食べさせるわけには行かず、かといって食べさせないわけには行かず、母のために最適な食べさせ方の方法を一緒に食べさせながら教えてくれたのだという。

早速、今日の夕食から妻はその食べさせ方を使いながら、母にできるだけ栄養を摂らせようと頑張るという。少しでも母の回復につながるといいと思う。