kenmeinakurashiのブログ

介護、老後を賢明に生きる公共、企業の制度利用法。

容態が重篤になったと、面会枠が緩和されて。

母の容態は衰弱が進んでしまった。液状のものも飲めなくなり、朝には3滴しか水分を飲めず、ホームはその重篤さから、面会の枠を大幅に緩和し、家族は15分と言わず、ずっといていいことになった。

母は時々覚醒したように、かっと目を見開いて、相手を認知し、少し笑顔を見せまた目を閉じる、実際に目が覚めている時は、口を動かし声を出そうとする。その出そうとする言葉が音になることもある。今日も長い間会っていなかった孫の来訪に、名前を呼んだという。本当に容態は重篤なのかと思うほど、反応があったそうだ。

しかし、私が仕事の帰りに妻からのしらせでホームに駆け付けた時は、その日中の反動からか、ずっと目を閉じていて、食事がままならない状態だった。妻は、ホームの介助士さんと母に声を掛けながら、はちみつを入れたジュースを飲ませ、なんとかかんとか所定の量を飲ませ切った。母は、目を閉じて寝ている様子だが、動く右手をしきりにぐるぐる回していて、何か条件反射で腕が動いているかのようだった。腕がこれだけ動くのは衰弱とは言わないのではないかと強く思った。

この体の中から湧き出る力で、ひとつずつ細胞を活性化させて、またしっかりと目を見開き、固形物の食事を摂れるようになってもらいたい。