母の部屋に妻が常駐することになって。
食事が食べられなくなり、急に衰弱した母を見守るために、ホームと合議の上、妻は部屋に付くようになった。また、夕食だけは、母の好物を妻が食べさせてもいいことになった。他の家族も1日1組ならば、部屋に母を尋ねていいことになった。
それぐらい、母の容態が深刻という位置付けでホームは判断をしたということだ。
今日は母の弟、妹が訪ねてきてくれて、母はとても嬉しそうだったという。人それぞれに認知できるし、話は出来るのだが、長続きせず、すぐに疲れて目を閉じて寝てしまうのである。体のどこかが悪いというより、全体に弱っていて、体に力が入らない状態になっているのだという。このままいくと、いわゆる老衰で亡くなってしまうことになる。食べるものを食べなければなおさら衰弱に拍車がかかってしまう。
妻は母の好物を作っていくつもの料理を持って行った。しかし、固形の料理は体が受け付けなくなってきているようだという。液状にしてでも、何か口に入れられるものを見つけ、元気を取り戻してもらいたいと思う。