kenmeinakurashiのブログ

介護、老後を賢明に生きる公共、企業の制度利用法。

家族の溝は深まるばかりで。

母がホームに入所して、その後には心臓が弱っていることも分かり、いつ生命の危機が訪れてもおかしくないと医師に言われたことで、妻の兄たちは、頻度を上げて母に面会に行くようになった。

脳内出血で出先で倒れ、一命はとりとめたものの急性期病院、リハビリテーション病院を経て、同居していた我が家に帰って来た時は、兄たち家族は、特別な介護の手伝いはしないと突き放していた。自分たちができる月1回レベルの面会ぐらいだとまで言われ、我が家と関係に溝が出来た。

自宅介護を続けている中、妻の体調に異変が出て、ホームに入ってもらうことになった。幸いにも、家から徒歩3分の近隣で、出来たばかりで設備が全て新しく、スタッフの対応も良く、非の打ちどころのないホームに入れた。

そこへの面会も兄たちの家族は月1回ペースで続いていたが、母の心臓の症状が分かってからはそのペースを月2回くらいまでに回数を増やしてきた。

母は、我が家と兄たち家族の間に溝が出来たこと、その原因が、兄たち家族が自分の介護を支援しないと言ったことだということも知っていてそれでも、会うと責める言葉を口にはできず、ただただ喜んで、実の娘である妻にだけ兄たちの愚痴を言うのである。

結局のところ、こうした態度が子育てにも出て、現在のような状況を生んでしまったと、本人も反省は口では言うが、実際には息子たちにそのことを言えないまま今日に至っている。

母の態度はもはや改まることは期待できず、兄たちの対応も同様の中、家族間の溝は修復不能なほど深まっていくばかりである。