kenmeinakurashiのブログ

介護、老後を賢明に生きる公共、企業の制度利用法。

介護のことで、兄弟と距離を置く。

母の介護をめぐって、次週、長男夫婦に会いに行くことになった。4人兄弟の末っ子で長女の妻が、長年母と同居してきた。約2年前、出先で母が病に倒れ、要介護認定、障碍者認定も受けて、自宅療養をしてきたが、今年の5月からホームに入ってもらうことになった。

その過程で、妻の兄たちは、介護に協力的と言えず、兄弟間で距離を置くことになった。そうした空気をホームにいる母も察知し、兄弟で仲良くしてもらいたいと、心を痛めるようになっていた。嘘をつくことは、それぞれに良しとせず、これまでの互いの考えだけは示しておくために、話を伝える場を作った。

介護は実際に携わった者でなければその辛さの理解度に大きな差があり、話で聞いているだけの人と、直接介護の作業をした人では、その認識に雲泥の差が出ると言われていた。世間で言われていることが、我々家族でも実際に起こったわけで、他の家族の介護に対する認識の低さ、協力度の低さ、消極さに、我が家のいら立ちが募ってしまった。

これまでのことを話したからと言って、母がホームに入った今日、何かを兄弟が新たにやってもらうこともなく、事態が変わることもないだけに、思いを伝えるだけにとどまることも分かっていた。

今もこれからも当面、家族に出来ることは母が毎日穏やかに過ごせるようにしてあげるしかないと思う。