kenmeinakurashiのブログ

介護、老後を賢明に生きる公共、企業の制度利用法。

母と兄たちのコミュニケーション。

今日の母は、入浴はあったが、それ以外は特段の予定もなくゆっくりできる穏やかに過ごせる1日だった。そんな中、兄嫁が母の肌着を買ってくれて、それがとても着心地がいいからお礼を言ってほしいと妻に言ってきた。妻は、そうしたことは直接本人に言うべきで、電話のかけ方を教えるから自分でやりなさいと諭した。母は、自分なりに教わった通りに電話をするのだけれどつながらないと言ってきた。そのうえで、母は兄嫁でなく兄に電話をした伝言を頼んだのだという。

その時、兄と色々話せたかと聞くと、肌着をありがとうと伝えてと伝言だけ頼んで電話は終わったというので、どうしてもっと話さないのかと妻はまた母を叱った。

母は総じて、息子たちには優しく穏やかに接し、娘である妻には厳しく接する。脳に障害を受けてからは、そのパフォーマンスは露骨になっていて、これまでの母の態度も妻と兄たちとの誤解のもとになってきたと妻は母をたしなめることがあった。

今となっては、性格や行動パターンを変えることはできず、兄たちも普段は母に丁寧に接してあげることは少なく、母もしつこくコミュニケートしようとする姿勢もなかった。電話でのコミュニケーションでさえ、なかなかうまくいかないものである。