母と過ごす時間。
帰宅して、母は大好物の鰻専門店のうなぎの押し寿司を美味しい美味しいと言って食べた。妻によれば、朝も起きることなく、昼前までぐっすり寝ていたらしい。
一緒に昼ご飯を食べて、一緒に昔のアルバムを見て、昔からの友だち、知り合い、遠い親戚に電話をしたそうだ。それぞれの人たちとも思う存分、これまでの思い出や、現在の状況を話したりして、満ち足りた表情で携帯電話に話をしていたそうだ。
そして3時過ぎからまた眠り、夕方までぐっすりと寝ていたと言う。
夕方、私が仕事から帰って来た時に、ちょっと前に起きたところで、これから晩ご飯を食べてホームに帰る準備をするところだと妻は言った。
母は好きな食べ物を1人前を1度の食事では食べきれず、翌日の朝や昼にも食べたいと言うことが多くて、今回はうなぎの押し寿司を、初日、2日目にも食べてもらった。そうすることで、妻は料理の時間を母と話す時間に振り向けられ、今回のように、ゆっくり二人で過ごす時間をたくさん生み出すことができるようになった。
そうした親子の何気ない会話や、一緒に過ごす時間が豊かですてきな時間だと思った。これまでは、無理やり起きさせて、あれはどうだこれはどうだ、食事はあれを食べて、これを食べてとやっていたが、そうではなくて、ゆっくりと母娘で過ごす時間を楽しむことこそが大切なのだと思い知らされた。
これからは、そうした時間の使い方、過ごし方を心掛けたい。