kenmeinakurashiのブログ

介護、老後を賢明に生きる公共、企業の制度利用法。

母の一時帰宅にあたって。

母をこの水木曜日にホームから自宅に連れ戻る許可をもらっている。そのことについて、今日も妻から母に伝えると、ホームから自宅までの車椅子での送り迎えを、私でなく、自分の息子にしてもらいたいという。母なりに、介護の大変さを理解していて、その大変さを理解しようとしない、あるいは、実体験がないから理解が出来ない息子たちに分からせたいというのが、考えていることらしい。

これまでも兄たちは、自分たちの妹である妻の介護に理解を示そうとすることはほとんどなく、母と同居していたのだから、母の名義の土地をいずれは継ぐのだから、面倒を見るのが当たり前で、自分たちがその負荷を負うのはおかしい、道理がないと言い放ってきた。

母にもそのことは伝わり、母自身も息子たちのその対応に心を痛めていた。しかし、実際に息子たちが会いに来ると、そのこと自体が嬉しくなって、厳しい言葉を掛けられないまま、時間だけが過ぎてしまうというのがこれまでだった。結局、これからも母は娘の苦労、息子の残念な対応に直接言及できないまま時は過ぎていくのだろうと思われる。

我々は、ひとまず、母と過ごす時間を、気持ちのいいものにしてあげたいと心を砕くことに専念していきたいと思う。