kenmeinakurashiのブログ

介護、老後を賢明に生きる公共、企業の制度利用法。

母をホームに送り届けながら。

1泊2日の帰宅の予定を満了して、母をホームに送り届けた。

日中、私は仕事に出ていたが、妻と母は、母娘の時間をゆっくりと過ごしたと言う。一方で、前の日夜更かしをしたことで、朝、寝坊したいとだだをこね、訪問リハビリを受けたくないとわがままを言ったという。

リハビリをしたくない、時間通り起きたくないなどとわがままばかりを言うならば、もう自宅に連れ帰ってあげないよ、と母に言うと、母はそれでいいと答えたと言う。

ホームに入所して、自宅にいながらデイサービスに通っていた頃に比べれば、移動の時間もなく、動く時間も大幅に減少していて、母にとっては楽な反面、脳や体の働きが退化していく可能性も否めなかった。それだけに、母にとっては、楽とはいえ、その退化の可能性を家族として認めるか否かは悩ましい問題だった。

結局、ホームに送り届けてしばらくして、妻が母に電話をして、これからも1泊2日で帰宅したいかどうかを改めて尋ねた。脳の退化もあるのか、もう帰りたくないと言ったことも忘れているかのように、また帰宅することを楽しみにしていると言ったそうだ。

母とコミュニケーションを取りながら、家族にとって最善の時間を過ごすようにしたい。