kenmeinakurashiのブログ

介護、老後を賢明に生きる公共、企業の制度利用法。

お母さんの好みの番組をいつも妻が連絡して。

母は巨人軍のファンで、野球中継があると、今でも妻が電話をして、何チャンネルで巨人の放送をしていると教えてあげていた。中でも、坂本勇人選手がひいきの選手で、今は2000本安打をいつ達成するかに大きな関心を寄せていた。

妻は他にも、母の好みのテレビ番組があると事前に伝え、始まる直前にも知らせるようにしていた。クラシックのコンサート、世界の風景や旅番組、世界の歴史、美術史などが母の好む番組だった。

家での直接介護という肉体的な負担からは確かに解放されたが、気持ちの面では、かえって、自宅に母がいた時以上につながろうと気をつけていて、介護の緊張感は緩むことはないように思われる。

結局、介護と言うのは、こうした当事者でなければその本当の苦労、心労は理解しにくく、その当事者の大変さに思いを馳せることができる親戚、親族が多くないということは、想像ではその真の部分を分からないからだと思う。

わが家でも、妻の兄弟と、そこの理解をしてもらえないことで溝が出来ているように思う。