kenmeinakurashiのブログ

介護、老後を賢明に生きる公共、企業の制度利用法。

手のひらを太陽に。

妻と母をホームに訪ねた。天気のいい日は、母の健康のために日光に当たるようにした方がいいと医師に言われていて、今日は晴れの日でそのチャンスだった。

ホームは、コロナウィルス感染予防として、面会時間を限定し、外出や連れ出すことも全て許されているわけではなくて、事務所の許可が必要だった。日に当てると言っても、ホームの屋上に入らせてもらうか、ホームの外に連れ出す必要があり、いずれにしてもホームの許可をもらわなければならなかった。

幸い、事前に電話をしてお伺いを立てていたこともあり、屋上に入れてもらう許可がもらえた。車椅子を押して屋上に上がり、自宅を探した。大きなショッピングセンターの陰になって、我が家を見つけることは出来なかったが、広い公園のように植栽が植えられている屋上は、日に当たりリフレッシュするには、気持ちのいい場所だった。

母は、歌の文句のように手のひらを太陽に透かして見ていた。

このホームの屋上が好きだと言う母の気持ちが分かる、心地のいい場所だった。