母の検査結果の反応は大きくて。
母のエコー検査の結果が緊急ではないものの、寿命の長さを保証しにくいと医師から言われた。この情報のインパクトは、家族、親戚にとって大きく、みんなが自分のこれまでの生き方を振り返ったり、これからの生き方を考えさせられる契機になったようだ。
そうした電話が妻にいろいろな人からかかってきたり、母をホームに訪ねたいといった問い合わせが続いた。子どもたちや、孫たちも母(祖母)に会おうとする動きを見せた。
みんなそうなのだが、自分を話の中心において、自分と母との関係のことを思い、そのことのみを話題にする。しかし、誰がその面倒を下支えし、情報を的確に流し、母との連絡を取ってあげているかには思いがいかない。
そこの労に対する感謝や労いに思いを馳せられる人がまるでいない。
それが介護が始まると家族が分断する原因とも言われるが、いま我が家でも起きていることに他ならない。