kenmeinakurashiのブログ

介護、老後を賢明に生きる公共、企業の制度利用法。

孫からカレンダーが届いて、母は。

妻が連絡を取ると、普段は10鈴近く鳴らしてようやく出る母が、すぐに受信をしたのだという。理由を聞くと、長男の子供で一番上の孫が、仕事先のカレンダーを自分あてに送ってきてくれて、それがとても嬉しくて、何とか自分からお礼の電話をしようと試みてきたのだけれど、どうしても、その電話番号を携帯の中で見つけられず、もどかしい思いをいだきながらも何とかしようとしているところに、電話が鳴ったので、もしやその子から電話がかかってきたのかと思い、すぐに出たというのである。

どうりで、電話の声も弾んでいたと妻は言った。

母に対して、私は毎日のように、やれ母が好きな総菜だ、デザートだといっては、届けているのに、それにはお礼の電話をしようとせずに、1年に1度だけのカレンダーを送ってきた孫にはいそいそとお礼の電話をしようとしているのか、不公平ではないか?

恩を売るわけではないけど、娘だから当たり前ではなくて、人がしてくれることには、それぞれに感謝するものよ、と電話口で母をたしなめていた。確かに母をはじめ、妻の兄弟にもその傾向があり、娘であり、妹である妻に、ありがとうを言わない。そうした家の形できてしまったのかもしれないが、母が苦境に直面した今だからこそ、人として

人のしてくれたことに感謝し合える関係でありたいと思う。