ホームからお中元、年々減る送り先。
母が施設に入所して、初めての中元期。百貨店からは実績の名簿と今年のカタログが送られてきた。律儀な母は、名簿通りに選んで送ってほしいと言うが、その中の送り先の中には、この1年でお亡くなりになった方もいた。
コロナウィルスのこともあり、店頭に出かけるのもはばかられ、すべてをインターネットで済ませることができるのは便利なのだが、送り先が年々減っていくこと、そして、送り主である母自身が体調をそこねてしまっていることは残念に思われる。
こうした儀礼的なつながりややりとりも年々減るいっぽうなので、果たしていつまでこうしたお中元やお歳暮を続けることが出来るだろうかと思う。
何より母が元気で、ずっと中元、歳暮ギフトを送り続けられることを望むばかりである。