kenmeinakurashiのブログ

介護、老後を賢明に生きる公共、企業の制度利用法。

介護施設にいて、亡き夫の誕生日を迎えたお母さん。好きな花を供えて。

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亡くなったお父さんが好きだった花、今日は誕生日で。

お母さんがホームに入って迎える、今は亡きお父さんのお誕生日。娘である妻は、午前中にホームのお母さんに連絡を取って、今日はお父さんの誕生日だと告げた。

お母さんは心得ていて、この季節、ある道路脇にお父さんが生前好きだったガーデニアが咲いているはずだから、それを一輪、仏壇に供えてあげてと、これまでならば家にいて自分でしてきたこと、去年は車椅子生活になり、妻に頼んだこと、毎年の決まったことを電話で伝えてきた。

小さい仏壇をホームの個室に用意しようかと、入所前に訪ねたら、お父さんはいつも一緒にいるからその必要はないと、仏壇やお父さんのことをしのぶ類のものは、全て家に置いて行った。

妻であったお母さんと、娘であった妻には、特別な1日は、ガーデニアを飾り、思いを馳せるという例年と同じ儀式がつつがなく行われた。